アニメ 昭和元禄落語心中 助六再び篇

昨日、最終回でした。
見たくて見たくて仕方なかったけど、一気に見たいなーと、先週末ぐらいから見だして、昨日の最終回はさっき見終えました。

あーー、素晴らしいアニメでした。
本当に面白かった。
いいアニメでした。

原作も気になっていたけど読んでいなくて、本当にどうなるかわからずに読んだので、とても楽しかったです。
原作も読みたいなあ。

アニメの二期は、どんどんと老いていく八雲師匠が、痛々しくもあるんだけど、本当に色っぽくて、シワも、細い指や肩や身体も、白い肌に白い髪も、こんなに色っぽいんだーと驚きました。
全体的に小さくなっていくような八雲師匠を見て、生き続ける、ということは、老いる、ということで、体の自由はきかなくなるし、声も出なくなるし、ましてや落語をしている師匠は本当に苦しんでいたけど、それでも生き続けたからこそ、信之助にも出会えたし、ほんとたくさんの人と繋がって、最後、本当に優しい微笑みを浮かべた八雲師匠を見ることができて、よかったなあと思いました。
最後の何話かは、泣きましたね。


そして問題の最終話ですよ。
これを見た後は他の人の感想を漁ってしまいましたね。
まだそんなには他の人の感想を読めてないけど。
大いにネタバレです。





八雲師匠の親友の助六、
八雲師匠のかつての恋人みよ吉、
二人は悲劇的な最後を八雲師匠の前で迎えてしまい、八雲師匠は二人のまだ幼い娘小夏を引き取って育てていました。
あのときの小夏はいくつだったんだろう。
10歳にはなっていたのかな。
口が達者だったからよくわからないけど。

で、その小夏は父親のわからない、というより、小夏が父親を明かさない子を身ごもります。
それでも産む決意をしている小夏に、八雲師匠の唯一の弟子、与太郎こと現・助六は求婚し、二人は夫婦になります。
で、生まれた子供が、さっきもあげた信之助です。
この信之助は本当に可愛くて、もう癒しでした。
それはともかく信之助は亡き助六によく似ています。
助六の子供の小夏の子なんだからそれは当然。
父親は、何話目かで、やくざの親分らしい、ということで落ち着いていました。


でも、その後、八雲師匠とやくざの親分の二人の庭での会話で、ん? と若干思ったんです。
八雲師匠が謝って、親分がいいってことよ、俺は口が固いんだみたいな会話。
小夏が親分に惚れて、関係をねだって子が出来て、でも親分の子供だと外聞が悪いから、産むのは認めるけど、自分の子だとは黙ってるってことかな、と思いもしたんだけど、八雲師匠が謝ることかなあ、と。
まあ小夏は八雲師匠の娘みたいなものだから、うちの娘がワガママいってすみません、みたいなことかなと納得したんだけど、二人のやり取りから、なんか八雲師匠も絡んでいるからこその謝罪のようにも思えたんです。
いや、今となっては、後付けみたいなもので、そのときは、ん? 程度のひっかかりでしたが。。。

でもその後、寄席が火事になって、そこにいた八雲師匠が火傷を負って、家で療養しているときの、縁側での小夏と八雲師匠のやり取りに、またん? と思ったんです。

小夏は、父親の助六と、みよ吉が死んだのは、八雲師匠のせいだとずーっと思っていて、事あるごとに、八雲師匠を憎んでいることを公言していて、悪態もよくついていて、でも育ての親であるのは事実だし、情もあって、憎みきれない、複雑な感情を、八雲師匠に対して抱いているようでした。

でも、その縁側のやり取りで、小夏は涙を浮かべながら、私がいなければそんなに苦しまなかった? というようなことを言っていて、八雲師匠に抱きつくんですね。
抱きつくって言っても、椅子にもたれて座ってる八雲師匠の胸に寄り添う程度ではあったんですが、妙にそのシーンの二人が、色っぽいなぁって思ったんです。
しかも八雲師匠の、ふんぎりつけたてえ、いったろ、みたいな言葉。
対する小夏の、この気持ちに名前なんてつけられないという言葉。
それでもこの時は、愛憎入り混じってるんだなあ、とこの複雑な義理の親子を見ていたんですが、でもなんか妙にドキドキするシーンだったんですね。
こんなに小夏が八雲師匠にくっついて甘えているのも初めて見た気がするし。
小さい子供の頃の小夏と、八雲師匠がしているなら、ただの微笑ましい光景なんだけど、大人になった二人からは、やっぱり親子、という関係だけではない、何かが滲みでていたように思います。
後出しじゃんけんではあるけども。


で、最終話で、とうとう核心に触れる話が。

最終話は時代が飛んで、八雲師匠があの縁側での日からその後すぐ亡くなり、その17年後の現代になっています。

縁側での話のあと、まるまる一話、あの世とこの世の境の世界で、八雲師匠が、助六とみよ吉に再会する話があって、最終話です。
この不思議な世界の話もほんとーーに、よかったなあ。。。泣きました。

ともあれ最終話。
信之助もすっかり大きくなり、小夏が身ごもっていた二人目の子供も女子高生になろうとしています。
小夏は史上初の女性の落語家になっています。

その小夏に、八雲師匠のファンで、落語のファンで、与太郎こと現・助六のファンで、八雲師匠の本を出そうとしている作家先生が、信之助の本当の父親のことを聞きます。
本当の父親は、八雲師匠なんじゃないか、ということを匂わせて。
それに対して小夏は何も答えません。
明るく、親分も女将さんも師匠も亡くなって、私が墓場までもっていくと明るく笑って。

だから、真相ははっきりとはわかりません。
ですが、小夏はあの当時の八雲師匠への愛憎入り混じった複雑な感情は、恋だったんじゃないか、と漏らします。

もし親分が本当の父親なら、こんな話を持ち出す必要はないわけで、いや、もしかしたらそう匂わせることで、謎を含ませて終わらせたかった、ということもあるかもしれないけど、やっぱり、信之助の父親は、八雲師匠なんじゃないかな、と思います。


この設定、嫌悪感を抱く人もいるんじゃないかなーとは思いました。
実際、他の人の感想をちょっと見て、そういう人もいて、でもその人も、他の人の感想が気になる、と書いていました。

で、自分はどうかなーと考えてみて、冷静に考えると、というか現実問題として考えると、確かに若干気持ち悪いかもしれないと思いました。

でも正直、アニメの最終話を見たときは、全く嫌悪感は抱きませんでして。
むしろ、うわーーーそうだったのかーー、と逆に若干興奮してしまいました。
変態ですね。。。
でもそれで、あの縁側の二人のしっとりした雰囲気に合点がいきました。

信之助は、助六とみよ吉と八雲の血を引いているだなあと感慨深くなりました。

小夏は、八雲に引き取られたときは子供だった、とはいえ、何もわからない年頃ではなく、むしろしっかりとした頭のいい子で、その小夏が、八雲のことを、本当の父親と心から思えないのは無理ないと思います。
八雲も、そういう風に、小夏に対して振る舞える人ではなかったろうし。
勘違いとはいえ、両親を殺されたという憎しみ、育ててもらっているという感謝や親愛、でもきっと落語に夢中の八雲に甘えたくても甘えられないようなときもあったんじゃないな。
みよ吉が落語をする若き日の師匠に複雑な思いを抱いていたときのように。

何より八雲師匠、かっこいいしね。。。
落語が好きな小夏はなおさら、八雲師匠にそういう想いを抱いてもおかしくない、と思います。

八雲師匠は、どうなのかな。
完璧な妄想だけど、助六とみよ吉という、心から愛した二人の子供である小夏のことを、本当に本当に、心から愛していたんだろうな、と思います。
あんなに喧嘩していたけど、特別だったんだろうなと。
でも、そこに小夏を女として見るような感情は、なかったんじゃないかな。
じゃ、なんでそういう関係になったんだって話だけど、小夏はほんとーーに、思いつめていた時期があったんじゃないかなと。
別に死ぬ、とかではないけど、八雲師匠への感情が複雑に、ぐちゃぐちゃに絡まりあって、もう爆発しそうなほど、苦しんでいたんじゃないかな、と。
そんな小夏を見かねて、小夏のために、そうしたんじゃないかな、と。
ふんぎりつけるため、とか小夏が言って迫ったのかもしれない。あの縁側での会話のように。
家を出ていく、とか。

これは自分では気づかなかったけど、他の人の感想で、助六が八雲に、お前は情にほだされる、みたいなことを言っていて、それはダメダメだった助六を見捨てられなかったことも、みよ吉のことも含んでいただろうけど、小夏のことも暗に含まれていたのかな、と。

情にほだされただけで、そういう風に見ていなかった女を抱けるのか、私は女なので、ここばかりはわからないから、男性に聞いてみたいものです。笑

でも、小夏のためなら、できたんじゃないかな。
それくらい、特別ではあったんじゃないかな。

そんな風に納得できるので、こういうオチは、私は全然、受け入れられましたね。
むしろ、いい!! と悶えてしまった。
こういう、複雑な関係が、大好きみたいですね。
小夏と与太郎のような、心から幸せな関係も大好きなんですが、どこか仄暗い、でも色っぽくて、業という言葉が似合うような、愛憎入り混じる、でも離れられないような関係って、大いに萌えます。

でも与太郎がいなければ、どこまでも落ちていってしまうかもしれない。
ほんと与太郎は救世主なんじゃないかな。
あの明るさで、二人を引っ張りあげてくれたんじゃないかな。。。

ハチミツとクローバーでも、あの終わりに私は全然嫌悪感を抱かなかったし、そういうの大丈夫な人みたいです。
現実問題では無理ですけどね。
漫画は漫画、と割り切れるのかな。
でも無理、という人の気持ちもわかるけど。
その境目ってなんだろうなあ。
でもそういえば、これは無理ーー! って思ったことあんまないな。小説でも漫画でも映画でもなんでも。
ゆるいんだな、倫理観が。。。ダメだな。。。


なにはともあれ、本当にいいアニメでした。
あー漫画も読みたい。


----------

追加


うーん、ヤフーで3巻までコミック無料だったから読んでみました。
それで思ったのは、もし信之助が八雲と小夏の子なら、二人が関係を持ったのは、与太郎が来てから、なのか? ということ。
元々もっていて、子供が出来たのがあのタイミング、ということもあり得るけど、なんとなく、二人はそういう関係ではないんじゃないかなーと思うんだよな。
でも漫画を読んで、随分細かいことはわすれてるな、と気づいたから、二人のやりとりもあんまり覚えていない部分もあるから、わからないけど。

でも二人がずっと男女の関係だったらさすがにやや微妙な気持ちになるかもな。
一回きり、ならいいんだけど。

でも漫画で冒頭から振り返って、私はアニメ最終話を見て、小夏は八雲師匠が好きだったんだなと思ったけど、もちろんそれはそうだと思うんだけど、それだけでなくて、落語が好きで、落語と心中したがっているような、死にたがっているような八雲師匠を、助六やみよ吉にいまにも連れて行かれそうな八雲を、こっち側に引き止めて置きたかったのかな、と思った。
というより普通の人はすぐ思うことなのかな。。。
結局師匠は色んな人の情に絡みとられて、天寿を全うすることができた。
自分の芸も残さず、何もかも残さず死のうとしている八雲師匠の何かを、残したかったのかな、と。
芸は女だから継げない。
でも女だから残せるものもある。
しかも助六の子である小夏にしかできない、八雲と助六の血をひいた子供を、落語の申し子のような子供を、残すことができる。
ま、わからないけども。。。

あー漫画も読みたいし、アニメも見返したいな。
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インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌

確か朝日新聞のコラムで紹介されていて、気になっていた映画が、BSで放送されていたので随分前に録画してあったのを、最近見ました。
コーエン兄弟の監督作品。
といってもコーエン兄弟って有名な映画監督だよな確か、ぐらいの知識しかありませんが。。。

で、この映画。
結構褒められてたから興味を持ったんだけど、つまらなくはないんだけど、めちゃ眠い時に見たら寝そう、と思ってしまいました。

ミュージシャンとして身を立てたいひとりのフォーク歌手が、なにをやってもうまくいかない、という話。
ほんととことんうまくいかなくて、暗鬱とした気持ちになるのですが、そのうまくいかなさが段々と面白くなってくるから不思議。

でも一緒に見ていた母親なんかは、これで終わり!? と言っていた。その気持ちもわかる。

ただ劇中のフォークソングは、詳しくない私でも、なんかいいなあと思ったので、フォークソングに詳しくて好きな人はもっと好きになりそうです。
ボブディランもちょっと出ていたらしい。

それから、主人公を振り回し、一緒に旅もする猫の名前がユリシーズだと最後の方で明かされて、この映画はオデュッセイアと同じ構造になっている、という解説ブログを読んで、な、なるほどーとこのよくわからない映画がちょっとわかったような気になりました。

でもわからないんだけど、くすっと笑える部分もあるし、なんか切ないし、哀愁漂う、しみじみとしたいい映画だなと思います。
とってつけたような感想ですが。。。

アナと雪の女王、塔の上のラプンツェル

二週続けてディズニー映画をやっていたので視聴。
アナと雪の女王は初めて見るから楽しみでした。
松たか子のエルサの歌唱シーンは動画で何回も見ていたから、映画内で見たときは、なんか映画を見てる感じでなくて、ショーを見ている感覚になってしまって、やや残念。
でもあのエルサのシーン、前後を見てから見ると、綺麗なだけのシーンでなくて、なんか悲しいなと思ってしまった。
魔法をコントロールできなくて、ずっと怯えながら城の奥でひとり閉じこもっていたエルサ。
常に眉をひそめ、自信なげだったエルサが、初めて自分の力を心ゆくまで解放して、あんなに美しい氷の城を作ってしまえるほどの力を持っていた。
それを改めて自分自身も知ったエルサが満面の笑みで、自分が作り出した氷の階段を駆け上がっていく場面とか、なんか泣けてくる。
こんなにすごい力を持っていたのに、ずっと抑えて、苦しんで生きてきたんだなー、と。
まあコントロールできなきゃ、そうせざるを得ないけど。
最後の、少しも寒くないわ、でバタンとドア閉める前のエルサの顔とか別人みたいな表情だもんなあ。

映画全体も、面白かったです。映像が本当に綺麗だったし。
ただラプンツェルでも思ったけど、なんか終わり方、というか、問題の解決がざっくりあっさりしているよね。逆にすがすがしくなるほど。
早!! と笑っちゃうほど。
でもこのスピード感がいいのかな。
あんなにコントロールに苦しんでいたエルサだったのに。ずっと閉じこもっていた時間はなんだったの?!
うーん、でもあの色々な試練があったからこそ、気づけたと思えばいいのか。
心の持ちよう、っていうのは簡単だけど、中々変えるのは難しいしね。

でも話はラプンツェルのが、好きかなー。
ラプンツェル、公開時は全然興味なかったのに、テレビで見たら面白かったです。
ラプンツェルの性格が面白い。
あと相手役もいい。
二人の掛け合いが面白かったし、きゅんきゅんするし。
ラプンツェルが可愛いんだよなー。
でもラプンツェルもかなーり最後の方がざっくりしてて面白い。
ラプンツェルの過去の思い出し方には無理がある!!笑
悪役の死に方にも。
まあ、いいんだけどね。

アナと雪の女王ではトナカイが、ラプンツェルでは馬が、かなりいい味出してました。
ディズニーは動物がほんと可愛いよなあ。

どちらも楽しい映画でした。
ざっくりした感想だ。。。

アメリカン・ハッスル

アカデミー賞コーナーに置いてあって、なんとなく聞き覚えがあったからレンタルして見た映画。
男女の詐欺師コンビがFBI捜査官にはめられて、囮捜査に協力させられていく話。
この詐欺師コンビと、捜査官の三人で、悪党を成敗していくような、痛快な感じの話かなと思っていたら、そうでもなかった。
なんかこの正義の側のはずの捜査官、感じ悪いなー、と段々と思わされて、ほんと段々と、こいつヤバイ、主人公のハゲで腹出てるおっさんの詐欺師の方がいい男だ、と思わされるのがすごい。
別に捜査官が悪いことしているわけじゃないんだけど、犯罪とか。
でも言葉の端々や周りへの態度から、嫌なやつだな、と思わされる。
たいして主人公の詐欺師のおっさんは、情けないところもカッコ悪いところもいっぱいなんだけど、妻子持ちで浮気してるし、でもなんか憎めなくて、可愛くて、心がある、って感じが出ていて、すごい。
罠にはめる相手の市長が、本当に市民や家族を思っている、いい奴だ、ってわかって、罪悪感に苦しむ様子がすごく伝わってきた。
だから余計に、ひとりひとりのことなんか見ないで、手柄を立てられることに嬉々としてる捜査官の男がちっぽけで最低に見えるんだよなー。
余計なことばっかりするし。

でも余計なことばっかりしてたのは、主人公の妻。
でもこの妻はそれが突き抜けすぎてて、逆に好きになるくらい、面白かったー!!
振り回される主人公に爆笑!
もーーこの奥さんは最強。
強すぎる。

詐欺師のコンビである愛人の女は普通に頭がキレる、いい女でした。

それにしても子供は奥さんの連れ子で、自分の実子じゃないのに、あんなに主人公が愛してるのがすごい。
海外の映画って、なんかそういうの結構見る気がする。
あんな奥さんにまかせられないってのはあるだろうけど、心から愛して、高飛びもできなかったんだもんな。
最終的には引き取って愛人と家族になってるし。両親ともに血が繋がっていないってことだもんな。
でもその愛情深さがまた、主人公の魅力なのかな。
なんか難しくて、というより私がアホで、よくわかってない部分も多そうだけど、面白かったです。

グランド・ブダペスト・ホテル

DVDを借りて見た映画。
クーポンを消費するために毎月一本借りてて、これまで割と暗い映画を見て、暗い気持ちになっていたので、楽しい映画を、と思い、
前に見た映画の記憶をたぐりよせて、ダージリン急行って映画、面白かったなー、冒頭の列車に乗るシーンだけ忘れられない、とか思って、同じ監督の映画を探して、この映画を見た。

ちなみにこれまでに借りてた映画は、
チョコレートドーナッツ
ミルク
キングスマン
かな。。。なんか他にもあったような。。。記憶力がやばい。

どれも面白かった。
ミルクは特に号泣しましたね。。。
ゲイの権利のために戦った実在の人物の話。
こうやって、身を削って戦った人たちがいたからこそ、いまがあるんだ、ということが、ずーんと突き刺さった。
自分ひとりが幸せになるなら、もっと簡単に、傷つかずに生きられたはずなのに。
傷ついて、自分の人生を尽くして戦って、でも心無いことも言われて恋人も失って、見ていてつらすぎる場面も多かったけど、
それでも彼の戦いが、遠い地で、同じように差別や偏見に苦しんで、いまにも死にそうな多くのマイノリティーの人々に、ちゃんと、届いていたんだ、とわかる場面は、本当に感動した。
そしてラストの光の列の光景に号泣。。。
思い出すだけで、ぐっと来る。


て、ミルクの感想になってしまった。
ミルクも、超いい映画だったけど、暗かった。
ので、このグランド・ブダペスト・ホテル。

ヨーロッパの東の小国? が確か舞台。
そこにある高級ホテルのコンシェルジュと、身寄りのない移民の少年の、ベルボーイとの、お話。
このコンシェルジュのおじさまが、知的で優雅で神経質で優秀で、この人が出てきただけで、あ、好きな映画だと思った。
ホテルのコンシェルジュを優雅に勤めながらホテルにくる金持ちの老女たちと関係しているこのコンシェルジュが、一人の老女の死にまつわる陰謀に巻き込まれていくお話。

目まぐるしく画面がパッパッと切り替わって、その映像がどれも綺麗で、画面を見ているだけで楽しい感じだった。
話もドタバタで楽しかった。
コンシェルジュとロビーボーイが本当にいいコンビだったなあ。
刑務所に入れられてしまっても、コンシェルジュのまま優雅さを失わないところも素敵だった。
途中の各ホテルのコンシェルジュのネットワークには笑ってしまった。
もしかしたら最高の秘密結社?
ブラックユーモアたっぷりなところも、外国の映画って感じだなーと思った。
最後はちょっと切ない。
綺麗で、いい映画でした。
プロフィール

Author:柳 多久
いろいろな感想を記録していきます
成人済みの腐女子です

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